ラジオ・ラジカセミニ博物館

コカ・コーラ自販機型ラジオの修理
(故障個所修理と調整)



2009年7月1日


修理未経験者や初級者向けの細かい工程の説明はしていません、
基礎知識があり修理経験豊富な方が修理してください。
万一修理を失敗しても、自己責任でお願いいたします。

★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★

コレクターの方からの修理依頼品です。
ボリュームの位置に関係なく最大音量になってしまう故障です。
故障症状 スイッチ付ボリュームのスイッチと音量調節の故障
診断症状 スイッチ付ボリュームの不良。
処置内容 スイッチ付のボリュームの接点洗浄剤と接点改質剤を塗布しましたが新品に交換しました。
バンド切換スイッチの接点洗浄剤と接点改質剤を塗布。

ロッドアンテナの接点洗浄剤と接点復活剤を塗布。
ラジオの受信周波数調整。
スイッチ付ボリュームの交換
 
赤と白の裏キャビネットのねじ1本を外すと、黒の表キャビネットが外れます。

基板もねじ4本を外すと外れます。

基板固定ねじのペイントロックが取れていました、一度ねじを外して分解したことがあるようです。
 
スイッチ付のボリュームの接点洗浄剤と接点改質剤を塗布しましたが、ボリュームの軸にガタがあり少し触るだけで最大音量になる症状は直りません。
写真左は処置前、写真右は処置後。
スイッチも摩耗により、オフにしたとき少し触るだけでオンになってしまいます。

左側が取り外したボリューム、右が新品。

左側が新品、右側が取り外したボリューム。
どちらもスイッチがオフの状態ですが、取り外した方は摩耗とガタによりオフ状態も不完全です。

新品ですが端子を磨いて、内部にも接点洗浄剤と接点復活剤を塗布して元通り半田付けしました。
あとは、受信周波数を調整して修理完了しました。


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