SONY TC-K4の修理
2016年11月4日作成 2018年6月13日更新
1977年に初めて購入したカセットデッキです。
数年前から動作不良でしたが、もう一度使用したいため修理をしました。
作業の記録写真を載せていますので、修理工程の詳しい説明はありません。
カセットメカのグリス固着除去とベルト交換、モーターのサーボ回路の電解コンデンサーと半固定抵抗の交換。
調整の説明はあります。
★修理専門業者ではないので、修理依頼はお受けしていません★
カセットメカの整備 | ||
分解して磨いた後に、接点改質剤を塗布。 |
ポーズレバーのグリス固着個所 |
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モーターのサーボ基板の電解コンデンサーと 半固定抵抗を交換 |
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イジェクトのエアダンプのギアにグリス塗布。 右上にテープスピード調整用の半固定抵抗。 |
録音レベル調整の半固定抵抗 |
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左再生レベル調整の半固定抵抗 |
右再生レベル調整の半固定抵抗 |
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レベルメーター調整の半固定抵抗 |
録音レベル調整の半固定抵抗交換 |
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レベルメーター調整の半固定抵抗交換 |
左再生レベル調整の半固定抵抗交換 |
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右再生レベル調整の半固定抵抗交換 |
録音/再生切換スイッチ |
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録音/再生切換スイッチは、 分解して磨いた後に接点改質剤を塗布。 |
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調整 | ||
固定ライン出力で負荷抵抗100kΩ測定します。 |
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参考資料 測定器の接続は負荷抵抗100kΩを繋いだ状態で測定します。 |
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100kΩを接続しています。 |
昔の録音テープを再生するので、アジマス調整はしません。 半固定抵抗を交換したので、テープスピードの調整をします |
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再生レベルは0VUの基準レベルです。 |
負荷抵抗100kΩで、435mVに合わせます。 |
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参考資料 測定器の接続は負荷抵抗100kΩを繋いだ状態で測定します。 ラインアウト出力が435mVの規定録音状態にして、 メーターが0VUになるように半固定抵抗を調整します。 |
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参考資料 測定器の接続は負荷抵抗100kΩを繋いだ状態で測定します。 録音レベル調整
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マクセル ULの感度に合わせましたが、マクセルURで録音再生テストしています。 |
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当時録音したテープに、テープスピードを合わせる | ||
整備して復活したTC-K4ですが、テープスピードを3000Hzで調整しました。 アジマスは当時録音したテープを再生するために調整はしません。 アジマスやテープスピードを変更すると、当時録音したテープの再生音質が変わってしまいます。 修理後しばらく当時録音したテープを聴いていると、わずかにテープスピードが遅い気がします。 当時録音したテープに入っている曲で、同じ曲のCDを探しました。 同時再生するとテープのほうが遅いことが分かります。 テープスピードの再調整をしました。 3000Hzから少しづつ早く調整して、テープと曲との速度差を調整します。 何度か繰り返して、3030Hzで同じ速度になりました。 TC-K4はテープ再生時にヘッドで静電気が発生しやすく、 バチッとノイズが出るテープがあります。 昔より静電気が発生しやすくノイズの出るテープが増えたようなので、 別のデッキでも再生できるようにすることにしました。 整備途中のTC-K5を、TC-K4のサブ機として調整することにしました。 TC-K4のアジマスは当時のままにしてあるので、 TC-K4に合わせるため、TC-K4でアジマス調整用のテープを製作します。 再生用バックアップデッキの調整については、「SONY TC-K5の修理 PART2」へ |