ラジオ・ラジカセミニ博物館

Victor・1

当時のメーカーのカタログの説明を元に、機能の補足説明を加えています。


各メーカーのラジオとラジカセの修理マニュアルをいろいろ探しています。
もしお持ちの方で譲っていただける方がおりましたら連絡をお待ちしております


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★ラジカセ★

TV・VHF/FM/MW/SW 4BAND RADIO CASETTE RECORDER RC-505V
ALL CHANNEL TV505 録介(ロクスケ) RC-505の姉妹機種
(1975年発売 当時の定価\41,800)
RC-505は、TVがVHF/UHFの音声が受信できますが、UHFチューナーのないのがRC-505Vです。
ファインチューニング付高感度VHF TVチューナー。
フェイド・イン、フェイド・アウトが出来るミキシング機構、
マイクとテレビやラジオの音量をツマミ一つで調整できるミキシング・バランサーを装備。
高能率・低歪率の12cmスピーカー。
オートストップ、スリープ・タイマー機構、メカニカルポーズ、キュー・レビュー。
ALC(自動録音調整)回路、ビート・カット、AC消去、高感度エレクトレット・コンデンサーマイク内蔵。
電源/AC100V又は単1乾電池4個、カーバッテリー。
実用最大出力//1,800mW(EIAJ/DC)。
寸法/高さ21.2cm、幅35.8cm、奥行9.7cm。
重量/4.0kg(電池共)

FM/MW/SW 3BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-707 STEREO707
(1975年、当時の定価 \54,800)
低歪と豊かな音の広がりを実現した、ステレオ・ワイドコントロール方式、
定位憾のある周波数帯域(300〜6,000Hz)だけを広げる聴感周波数補正回路を採用。
実効出力3.4E(1.7W+1.7W)、メインアンプ部にOTL回路。
12cmデュアルコーン・スピーカー。
高硬度パーマロイ・ヘッド。
バッテリーチェック、チューニング・メーターとしても動作する3ウェイ・レベルメーター、
聴感周波数補正回路と録・再音量レベルメーター回路とを直結により聴感どおりに針が振れる。
ノーマル・クロムテープ対応。
メカニカル・ポーズ、フルオートストップ、キュー&レビュー。
ALC(自動録音調整)回路、AC消去。
FM(FMマルチ)/MW//SWの3バンド・ラジオ。
録音・再生時の周波数特性が向上したプリアンプ、高感度・高選択度を追求したチューナー。
外部マイク端子、外部スピーカー端子、DIN端子。
高感度エレクトレット・コンデンサーマイク。
電源/AC100V又は単1乾電池6個、カーバッテリー。
実用最大出力/3,400mW(1.7W+1.7W・EIAJ/DC)。
寸法/高さ22.9cm、幅40.8cm、奥行10.8cm。
重量/4.8kg(電池共)

バイノーラルヘッドホンマイク
HM-200

(当時の定価 \18,000)
ヘッドホン部 周波数特性 50〜10,000Hz
インピーダンス
出力音圧レベル 96dB
マイク部 周波数特性 50〜10,000Hz
インピーダンス 600Ω
SN比 45dB以上


BINAURAL HEADPHONE-MIC
HM-100
バイノーラルヘッドホンマイク

ヘッドホンに耳たぶとマイクを一体化して、
手軽にバイノーラル録音ができる。
  


方向感・距離感・移動間・・・このすべてにリアリティを。新しい音場体験、バイホニック。
もはや、単なるラジオかセッターと呼んで欲しくないほどのオーディオ技術の結集です。

FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-828
 STEREO 828
 (1977年、当時の定価 \66,800)
体験してみないか、熱い音。

体験しようバイホニック&エキスパンドの音
まだ、誰も体験していない音場空間・・・バイホニック。いま、オーディオマニアや録音マニアの間で話題を集めている録音(再生)方式・・・
バイノーラル録音。人工頭(ダミーヘッド)の両耳部分にマイクを仕込んだものや、ヘッドホン・マイクなどを用いて、私たちが実際に耳で聴く
ときとほとんど同一条件で録音する方法が、このバイノーラル録音というわけです。
音の方向感や距離感までもハッキリと判別でき、まさに自分が録音したその場にいるような臨場感が得られるバイノーラル録音による
ソースを、ヘッドホン再生だけでなく、直接スピーカーで再生することを実現。「バイホニック」と名づけました。
STERO828には、このバイホニック効果を実現させるためのIC化されたバイホニック・プロセッサーを内蔵。
あなた自身でバイノーラル録音したテープや市販のバイノーラル・ソースをスピーカーで再生。バイホニック効果を最大に生かす、
最適聴取位置は本体から60〜80cmのところです。ステージを目の前に、そして自分の周囲に鳴り響く拍手。この臨場感はもちろん、
頭上を右から左へ音速で飛行するジェット機の金属音、また、左の耳もとでささやいた声が、そのまま左の耳もとで聴こえるなど、
距離や方向、そして奥行感など音源の定位を明確に再現。じつにリアリティあふれたサウンドです。バイホニック再生時は、まさに
目の前のスピーカーの存在をも忘れさせてくれるほど。ステレオ・ラジオカセッターの常識を超える音場再生を実現した新しい技術です。
さあ、あなた自身でバイノーラル録音にアタックしてください。そして、あなた自身で体験してみてください、この熱い音を。バイホニック。
美しい音で音場を拡大・・・ステレオ・エキスパンド
このバイホニック技術を一般のステレオソース(FMステレオ放送やステレオ・カセットテープなど)にも応用。
従来のステレオ・ラジオカセッターにも増して音場を大幅に拡大(エキスパンド)。各楽器の定位感も明瞭で、いちだんと拡がりのある
ステレオサウンドが楽しめます。また、ヘッドホン再生時にも、ヘッドホン特有の音の圧迫感をとりのぞき、ワイドな再生を可能にしました。
体験しようコンポーネント仕様の音
コンポデッキの回路とヘッドをそっくり導入
録音・再生系のイコライザー部を2段直結+1段で構成。広帯域にわたってフラットな周波数特性を達成しています。また、録・再ヘッドに
クロニオス・ヘッドを。消去ヘッドに2ギャプ・フェライト・ヘッドを採用。クローム・テープでの録・再はもちろん、消去時におこりがちだった
残音現象も徹底除去し、SN比を大幅に向上させています。
コンポデッキの性能・・・ワウ・フラッター0.09% (WRMS)
駆動系にもデッキのメカニズムをそっくり採用。メカの精度を徹底追求したことにより、ワウ・フラッター0.09% (WRMS)という、コンポデッキに
匹敵する性能を達成。歪みをおさえ、クリアーな録・再を可能にしたことにくわえて、ムラのない安定したテープ走行を実現。ビクターの
デッキ技術を生かした成果がその数値にあらわれています。
デッキのフィーリングもたっぷりという充実ぶり
高級デッキで人気の高いカセット正立透視型。そして、カセットドアはゆっくりと開くエアダンプ式。使いやすさとデッキの感覚の双方を
見事にカタチにしました。
オーディオ感覚が息づいたFM/AMチューナー
電波の入り口にあたるアンテナ入力部には、選択度特性のよいバランス型バンドフィルターを採用。そして、チューナーの心臓部に
あたるIF(中間周波増幅)、検波部(クォドランチャー回路)段に高品質ICを使用。高感度・高選択度を徹底追及しました。
さらに、FM MPX(FMマルチ回路)回路には高級コンポ・チューナーに使用されているPLL回路を配し、チャンネル間のクロストローク歪みを
おさえてステレオセパレーションを大幅に向上させているとともに、回路自体の経年変化による特性劣化を防止。
もちろんFM/AM専用セラミックフィルターの使用など、美しいFMステレオ放送、AM放送をよりクリアーに楽しめるぜいたくな回路構成です。
全長150mmのロング・スケール・ダイヤル
選局精度を高め、高級チューナーの感覚もたっぷり。
実用最大出力5.6W(2.8W+2.8W・EIAJ/DC)
ITL-OTL回路を採用。出力回路には高精度ICを採用。全帯域にわたり歪みが少なくダイナミック。この迫力差を、あなた自身の肌で
感じてください。
16cmウーハー+5cmツイーターの2ウェイ4スピーカー
中・低音には、入念に仕上げられたウーハーを。そしてツイーターはHiFi用の高域専用タイプを使用。ダンピングの効いた、力強い再生音
を実現しました。
●FM/AM2バンド・ラジオ内蔵
●FM・AFC/AM・SENS付き
●左右独立ボリューム・コントロール、低音高音独立トーン・コントロール
●自動録音・マニュアル録音セレクター装備
●左右独立録音レベルコントロール
●録音レベル、バッテリーチェック、チューニング・メーターの大型3ウェイ2メーター装備
●FMステレオチューニング・インジケーター付き
●クローム/ノーマルテープ切り換えスイッチ付き
●メカを痛めないフル・オートストップ機構
●メカニカル・ポーズ(一時停止)機構
●キュー&レビュー機構
●FM外部アンテナ端子、外部マイク端子、リモート端子、ラインイン端子、ラインアウト端子、外部スピーカー端子、ヘッドホン端子、
  AC 100V端子、DC 9V端子
●受信周波数 FM76〜90MHz/AM 530〜1600kHz
●録音方式 ACバイアス、消去方式 ACバイアス
●周波数特性 45〜12,000Hz(ノーマルテープ)、40〜13,000Hz(クロームテープ)
●SN比 50dB
●電池持続時間 6時間/1日4時間録音(EIAJ/UM-1)、12時間/1日4時間録音(EIAJ/SUM-1)
●消費電力:10W/AC

●6IC、トランジスター22石
●16cm×2(中低音用)+5cm×2(高音用)
●実用最大出力 : 総合5.6W(2.8W+2.8W)EIAJ/DC
AC 100V(50/60Hz) DC12V(単1乾電池 8×2) カーバッテリ(別売りオートプラグ使用)
●大きさ/高さ273×幅470×奥行127mm
●重さ/6.4kg(電池共)


FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-727
スペクテーター STEREO 727
(1977年、当時の定価 \57,800)
5点マルチピークインジケーター、長寿命高性能クロニオスヘッド(録再)+2ギャップ・フェライトヘッド、手動/自動録音。
12cmウーハー+5cmツイーターの2ウェイ4スピーカー。
ITL-OTL回路採用の大出力3W+3W。
ワイドな音の広がりを実現したステレオ・ワイドコントロール方式(聴感周波数補正回路)採用。
BASS/TREBLE独立トーンコントロール。
ライン・イン・アウト端子、ヘッドホン端子、外部スピーカー端子、外部マイク端子。
電源/AC100V又は単1乾電池8個、カーバッテリー。
寸法/ 高さ260×幅446×奥行124mm。
重量/5.7kg(電池共)。

BN-5
バイホニック・プロセッサー

1977年発売 当時の定価39,800円
バイノーラル録音ソースをスピーカー再生するためのプロセッサー。
美品で取説付。

音声多重 ステレオ ラテカセ
M-8000
1978年発売 当時の定価129,000円

4.5型白黒ブラウン管、音声多重チューナー搭載

出力3W+3W、16cm+5cmの2ウェイ4スピーカー、
クロームテープ対応、マニュアル録音、ミキシング機構

システムアップ用スピーカー

RB-80
(1977年、当時の定価 \6,150×2、2個一組 )

10cm口径フルレンジバスレフ型、最大音圧レベル90db/W、定格入力5W、
最大入力15W、インピーダンス4Ω(4Ω〜8オームまで対応)
周波数特性60Hz〜16kHz、
高さ270×幅160×奥行き231mm、重量2.5kg


RC-636とのシステムアップ

FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-636 STEREO 636
(1978年、当時の定価 \47,800)

新しいシステム“ビルボ”(ビクター初のシステムラックと外部スピーカーとレコードプレーヤーの組み合わせのシステム名、BILBO)。
ビルボの心臓部のSTEREO636、10cmフルレンジの外部スピーカー RB-80型、MM型オートプレーヤーJL-A15Q型、システムラック LK-1型、
MMカートリッジイコライザー EA-10型の組み合わせ、ビルボ636。

総合出力6W(3W+3W・EIAJ/DC)。
ミキシング再生・録音、ミキシングマイクボリューム付。
16cmスピーカー×2個。
カセット正立透視型。
安定したテープ走行を実現した直径80mmの大型フライホイール。
無音録音部分を作るREC-MUTE機構。
オートストップ機構、キュー&レビュー機構、ポーズ機構。
外部マイク端子、ライン・イン・アウト端子、外部スピーカー端子、ミキシングマイク端子、ヘッドホン端子。
電源/AC100V又は単1乾電池8個、カーバッテリー。
実用最大出力/総合6.0W(3W+3W・EIAJ/DC)。
寸法/高さ264×幅470×奥行123mm。
重量/6.0kg(電池共)。

RB-90
1978年発売 \24,000(2個一組)
16cmウーハーと5cmツィーターの2ウェイ・バスレフ型、インピーダンス4Ω、
周波数特性=65Hz〜20,000Hz、定格入力=10W、許容最大入力=25W、
出力音圧レベル=90dB、寸法=幅22cm、高さ39.5cm、奥行20.7cm、重量=4.4kg(1台)


RC-838とのシステムアップ

FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-828 
BIPHONIC 838
(1978年、当時の定価 \79,800)
音がカラダを包む。間近に迫る。驚異の立体サウンド《バイホニック》第2作登場。
BIPHONIC-838は、バイノーラル録音したソースのスピーカー再生を可能にしたステレオカセッター。
頭上を前から後ろに飛ぶジェット機の移動感、方向感、そして距離感などをまるでその場にいるかのようにリアルに再現。

美しい音で音場拡大するステレオ・エキスパンド。
マイク3本で4重ミキシング、ラインマイク2本とワイヤレスマイクで4重ミキシング。
ライン/ワイヤレスマイクは、再生ボリューム付。
実用最大出力8W(4W+4W・EIAJ/DC)。
ITL-OTL回路、ラウドネス回路採用。
16cmウーハー+5cmツィーターの2ウェイ・4スピーカー。
コンポ仕様のデッキメカ、ワウフラッター0.07%、
テープバイアス&イコライザー独立2段切換えにより、ノーマル、クローム、フェリクロームテープに対応。
タイマー・スタンバイメカ採用。
MM型レコードプレーヤーを接続できるRIAAイコライザー内蔵のPHONO端子、
外部マイク端子、ミキシングマイク端子、ライン・イン・アウト端子、外部スピーカー端子、ヘッドホン端子、FM外部アンテナ端子。
周波数特性/(ノーマル)45〜12,000Hz、(クローム)40〜13,000Hz。
電源/AC100V、DC12V(単1乾電池8個)、カーバッテリー。
寸法/高さ316×幅508×奥行159mm。
重量/8.1kg(電池共)。

BINAUAL MICROPHONE BM-100
簡易型バイノーラルマイクロホン
(1978年発売 当時の定価\10,000)


音響特性を人間の耳の特性に近づけてあるので、簡易型バイノーラルマイクロホンとして使用できる。
2段スライド式三脚スタンド、ハンドグリップとして使用可能
変換プラグ、変換ネジ、マイクアーム(L金具)付属
風の吹かれを軽減する風防付属
EQ(イコライザー)スイッチ付き、テープ再生する時の条件に合わせて録音方法を選択できる

形式 : エレクトレットコンデンサー型バイノーラルマイクロホン
感度 : -66dB (0dB=1V/μbar)
出力インピーダンス : 1kΩ
周波数特性 : 50〜16,000Hz
SN比 : 40dB以上
最大入力音圧 : 115dB (SPL)
電源 : 3V (SUM-3 単三乾電池×2個)
電池持続時間 : 連続800時間 (常温/SUM-3)
寸法 : 幅230×高さ55×奥行き60mm (本体のみ)
重量 : 180g (本体のみ、電池含む)


1978年にバイホニックラジオカセッターRC-838と同時に発売。
RC-838とセットで購入。
イコライザースイッチについて
バイホニックラジオカセッター
(RC-828、RC-838など)
普通のステレオラジオカセッター
ステレオカセットデッキ
BM-100の
EQスイッチ
ONで録音 OFFで録音 ONで録音 OFFで録音



密閉型ヘッドホン
●高域低下
○バイノーラル効果あり

●高域良
○バイノーラル効果
あり

●高域低下
○バイノーラル効果あり

●高域良
○バイノーラル効果あり
開放型ヘッドホン
●高域良
○バイノーラル効果あり

●高域上がり
○バイノーラル効果あり

●高域良
○バイノーラル効果あり

●高域上がり
○バイノーラル効果あり
内蔵スピーカー
EQスイッチOFFで
バイホニック再生

EQスイッチONで
バイホニック再生

●音質良
●バイノーラル効果なし
○ステレオ感あり

●高域上がり
●バイノーラル効果なし
○ステレオ感あり

FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-828U
BIHONIC 828U
(1978年、当時の定価\66,800)

バイノーラル録音をスピーカー再生できる、バイホニックプロセッサー搭載
音の方向感、距離感、移動感をリアルに再現するバイホニック回路を採用。
FMステレオ放送や、ステレオテープの音場を美しく拡大するねステレオ・エキスパンド回路採用。
コンポ仕様のデッキメカ、ワウ・フラッター0.09% (WRMS)。
実用最大出力7W (3.5W+3.5WEIAJ/DC)、ITL-OTL回路採用。
16cmウーハー+5cmツィーターの2ウェイ4・スピーカー。
ライン・イン・アウト端子、外部スピーカー端子、、外部マイク端子、ヘッドホン端子、FM外部アンテナ端子。
周波数特性/(ノーマル)45〜12,000Hz、(クローム)40〜13,000Hz。
電源/AC100V、DC12V(単1乾電池8個)、カーバッテリー。
寸法/高さ273×幅470×奥行127mm。
重量/6.4kg(電池共)。

METAL CASSETTER RC-M70
(1979年、当時の定価\84,800)

コンポに肉迫《M70》。
デッキで培った、ビクターのメタル技術が息づく。

メタルテープ対応技術、低ワウ・フラッター0.065% (WRMS)、プラス16曲飛び越し選曲機構。
パワーはビッグな20W!! ラジカセを越えたラジカセM70。聴くというより、カラダで感じてほしい。


驚異の情報記録能力を持つメタルテープ。
従来のカセットテープには、酸化鉄を使っていたのですが、メタルテープには、純鉄(Fe)を使用。
記録密度において、従来の高性能テープの2倍以上という性能。
全周波数帯域にわたって、最大出力レベルが向上し、特に周波数特性や高域ダイナミックレンジの伸びは、
想像をはるかに上回るものがあります。
大入力レベル時の歪も減少し、高域周波数帯域でのSN比も大幅に向上します。


メタルテープ対応

メタルテープの真価を十分に発揮するSA(センアロイ)ヘッド搭載。
SA録・再ヘッドと2ギャップSA消去ヘッド。
ノーマル、クローム、メタルテープポジションの3段切換えテープセレクター。
バイアス回路は、プッシュプル発振回路を採用。高能率低歪を実現。
さらに、高リアリティアンプを実現するために、15V電源電圧を採用。
手動/自動録音方式。

ハイパワー20W

チャンネルあたり2個分のICと位相反転回路で構成したBTL回路採用のハイパワー20W(10W+10W・EIAJ/DC)。
また、美しい音質を得るために、それぞれのアンプをITL、OTL、OCL化し、高域リアリティを大幅に改善すると共に低歪を達成。
高域特性に優れたメタルテープを余裕を持って、ダイナミックに再生。

16cm+5cmの2ウェイ・4スピーカーがメタルテープの真価を発揮

16cmウーハーと5cmホーン型ツィーターを配した2ウェイ・4スピーカーシステム。
ウーハーは適度に硬くすきあげた濃紺色のコーン紙、そして上質ボイスコイルと強力マグネットで構成された磁気回路設計。
ツィーターは、低域エネルギーを高域に集中させて、その音圧を高めるホーン型を採用。
スピーカーのホーン効果をキャビネットで実現。
低音・高音独立トーンコントロール。
ラウドネス・スイッチ。
大きく見やすい2VUメーター。

安定した受信性能を誇るFM/AMチューナー

FM・AMのそれぞれに多素子セラミックフィルター、FM・IF段にはクォドランチャー検波回路内蔵のIC、MPX回路にはPLL-ICを採用。
FMミューティング・スイッチ、AFCスイッチを装備。

使いやすさに徹したカセットメカ部

ワウ・フラッター0.065% 。
ギヤオイルダンプ式カセットドア。
巻き戻し自動再生機構。
フル・オートストップ機構。
ワンタッチ録音方式。
メカニカルポーズ機構。
タイマー・スタンバイ機構。
バリアブルモニター方式。
録音ミューティング機構。
16曲飛び越し選曲機構。
カラオケテープをバックにコードマイクとワイヤレスマイクの2本のマイクで一緒に歌える3重マイクミキシング機構。
ミキシング専用マイク端子とマイクボリューム付。
テープの再生速度が自由に調整(約±10%可変)できるスピード・コントロール付。

システムアップ
外部スピーカー端子、PHONO端子、ライン・イン・アウト端子、外部アンテナ端子。

RC-M70仕様
形式 FM/AM2バンドステレオカセッター
受信周波数 FM/76〜90MHz
AM/530〜1605kHz
アンテナ FM/ロッドアンテナ(2本)及び外部アンテナ端子付(300Ω)
AM/フェライト・バーアンテナ
トラック方式 4トラック2チャンネル
録音及び消去方式 交流バイアス、交流消去
早送り及び巻き戻し時間 110秒以内(C-60)
周波数特性 ノーマル 30〜14,000Hz
クローム 30〜15,000Hz
メタル   30〜16,000Hz
ワウ・フラッター 0.065% (WRMS)
SN比 50dB
使用半導体 IC×11、トランジスター51
モニター方式 バリアブルモニター
スピーカー 16cm×2 (中低音用)
5cm×2 (高音用)
実用最大出力 総合20W (10W+10W・EIAJ/DC)
入力端子 外部マイク (3.5φミニ)×2
ミキシング用マイク (6.3φ標準)
フォノ入力 (ピン)×2
ライン入力 (ピン)×2
出力端子 外部スピーカー (8Ω)×2
ライン出力 (ピン)×2
ヘッドホン (6.3φステレオ標準)×1
電源 AC100V (50/60Hz)、DC15V (単1乾電池×10)、カー・バッテリー
消費電力 25W/AC
電池持続時間 5時間/1日4時間録音 (EIAJ/UM-1使用)
10時間/1日4時間録音 (EIAJ/SUM-1使用)
外形寸法 幅55.4、奥行15.1、高さ30.3cm
重量 8.8kg (電池共)
付属品 単1乾電池 (UM-1)×10、AC電源コード×1、試聴用テープ×1、ヘッドクリーナー×1


JVC RC-M70W
Victor RC-M70の輸出用モデルです。
英語表記、ラジオ、電源、ミキシング、テープスピード調整などの違いがあります。
FMは88MHz〜108MHz
MWは540kHz〜1600kHz
SW1は1.6MHz〜4.3MHz
SW2は4.3MHz〜11.0MHz
SW3は11.0MHz〜18.5MHz
SW4は18.5MHz〜26MHz

メインのチューニングツマミのほかにファインチューニングツマミがあります。
SW1からSW4の短波とMW(AM)の中波で、ファインチューニングが使用できます。

AC電源の電圧切換があります。

SW切換スイッチが増えた分、AFC/AM感度切換スイッチとFMミューティングスイッチがありません。

英語表記です

ボリュームの目盛りも違います。

ミキシングマイクジャックとミキシング・ボリューム、
ラジオ・ミキシング・ボリューム、テープスピード調整ボリュームがありません。
ロゴがVictorでは無く、JVCです。


AC電圧と消費電力が違います。
110V使用になっています。
日本国内の100Vで使用すると、電圧が少し低いのでバッテリーチェックも振り切れません。
音量も上げると、日本国内用より歪み始めるのは早いです。
電源トランスも日本国内用に交換すればよいのでしょうが、音量は上げないのでオリジナルのままにしておきます。

TUNER基板です。

バリコンのすぐ下と、右側に同じ色のコイルがあります。
これはFM受信のコイルです。
海外使用だと、日本のFM放送は受信できません。
テレビの1CHから3CHまでが受信できます。
このままではFMラジオとして使用できません。
部品交換して改造はしたくない、外付けでFM受信するようにはしたくない、ということでコイルを回してどこまで受信できるか挑戦してみました。
バリコンの下が局発コイルです。
このコイルを回して、低い周波数が受信できるように調整できます。
一応、信号発生器を使用して移動できる周波数を調べながら調整してみました。
結果は、88MHzで78MHzが受信できるように調整できました。
FM FIJI 78.6MHz/NACK 5 79.5MHz/J-WAVE 81.3MHz/NHK-FM 82.5MHzが受信できるようになりました。
目盛りもマイナス10MHzで、なんとなくあっています。
この表示なら使いやすいです。
88MHzにダイヤル指針を合わせて、78MHzが受信できるように局発コイルを調整してから、
もうひとつのコイルでシグナルメーターが最大方向に振れるように調整します。
時計周りに回して一番深いところまで回したようになりました。
高い周波数は、バリコンのトリマーで調整しますが今回はそのままにしておきました。
トリマーを調整すれば、もう少し目盛りに合わせられると思います。
その状態で、右に回しきってテレビの1CHが受信できます。
FM放送局と1CHの音声の間に、3CHの音声が入ります。
感度は通常より落ちますが、受信できると出来ないでは違いますので、この程度の改造は良しとします。

ステレオランプの点灯もしにくかったので、19kHz R31と基板に書いてある半固定抵抗も調整しました。

METAL CASSETTER RC-M70GX
詳細不明
正面の周波数表示パネルとカセットホルダー、ミキシングマイクのパネル、スピーカーネットなどが薄い金色です。

METAL CASSETTER RC-M60
(1980年、当時の定価\69,800)
操作感もクォリティだ・・・という考えから誕生した、メタルラジカセ第2弾。

メタルテープ対応

SA (センアロイ)録再ヘッド、2ギャップSA消去ヘッド。
2モーター・フルロジック/リモコン
フェザータッチの操作感と、安定した精度を獲得したデッキ仕様の2モーター・フルロジックメカ。
リモコンユニットR-15型の追加で遠隔操作が可能。

バイホニック/ワイド
「バイノーラルテープ」の立体音場再生を、「ステレオソース」のワイド再生を実現。

ノーマル/クロームテープ/メタルの3段切換えテープセレクター(バイアス、イコライザー同時切換え)。
テープに応じて最適録音レベル自動調整する、ARL3段切換え機構。
総合出力8W (4W+4W・EIAJ/DC)。
16cm+5cmの2ウェイ・4スピーカーシステム。
FMワイド (76MHz〜108MHz)/AMバンド。MPX回路には新PLL-ICを採用。
マイクミキシング機構、マイクボリューム付。
デッキ仕様の2モーター採用により、低ワウ・フラッター0.06% (WRMS)。
ギアオイルダンプ式カセットドア、正立透視型。
自動選曲機構はスイッチOFF時は、キュー&レビュー可能。
テープ再生中に録音できる「後追い録音」可能。
録音ミューティング機構。
フル・オートストップ機構
低音・高音独立トーンコントロール。
ライン・イン・アウト端子、外部スピーカー端子、ヘッドホン端子、外部マイク端子、ミキシングマイク端子。
周波数特性/(ノーマル)30〜14,000Hz、(クローム)30〜15,000Hz、(メタル)30〜16,000Hz。
電源/AC100V、DC12V(単1乾電池8個)、カーバッテリー。
寸法/高さ26.7×幅50.1×奥行12.7cm。
重量/6.6kg(電池共)。

METAL CASSETTER RC-M80
(1980年、当時の定価\96,800)
メカニズムも、チューナーも、電子制御。音質、操作性、基本性能を重視した最高級機。

シンセサイザー・チューナー
ボルテージ・シンセサイザー方式チューナー
チューニングは自動と手動の2方式。
FMは50kHz、AMは9kHzステップ。
FM/AM各6局まで記憶。

メタルテープ対応
SA (センアロイ)録再ヘッド、2ギャップSA消去ヘッド。
2モーター・フルロジック/リモコン
フェザータッチの快適操作、ワウ・フラッター0.055% (WRMS)の安定した走行性能を獲得したデッキ仕様メカニズム。
リモコンユニットR-15型の追加で遠隔操作が可能。


ノーマル/クロームテープ/メタルの3段切換えテープセレクター(バイアス、イコライザー同時切換え)。
テープに応じて最適録音レベル自動調整する、ARL3段切換え機構。
総合出力12W (6W+6W・EIAJ/DC)。
16cm+5cmの2ウェイ・4スピーカーシステム。
マイクミキシング機構、マイクボリューム付。
ギアオイルダンプ式カセットドア、正立透視型。
自動選曲機構はスイッチOFF時は、キュー&レビュー可能。
テープ再生中に録音できる「後追い録音」可能。
録音ミューティング機構。
フル・オートストップ機構。
低音・高音独立トーンコントロール。
ライン・イン・アウト端子、PHONO端子、外部スピーカー端子、ヘッドホン端子、外部マイク端子、ミキシングマイク端子、FM外部アンテナ端子。
周波数特性/(ノーマル)30〜15,000Hz、(クローム)30〜16,000Hz、(メタル)30〜17,000Hz。
電源/AC100V、DC15V(単1乾電池10個)、カーバッテリー。
寸法/高さ30.1×幅52.1×奥行13.7cm。
重量/8.3kg(電池共)。

PC-5
ポータブルコンポーネントステレオ
P-COMPO ピーコン
(1980年、当時の定価\108,000)

2モーター・フルロジックメカ、メタル対応、Super ANRS
15W+15W、10cmフルレンジ、4電源

(スピーカーは、ウレタンエッジが劣化しているため修理が必要です)

RB-95
1980年発売 当時の定価\16,000×2(2個一組)
16cmウーハーと6cmツィーターの2ウェイ・バスレフ型、インピーダンス6Ω、
周波数特性=60Hz〜20,000Hz、定格入力=20W、許容最大入力=40W、
出力音圧レベル=91dB、寸法=幅21.9cm、奥行21.5cm、高さ38.1cm、重量=4.5kg(1台)

PC-5とのシステムアップ

PC-7とのシステムアップ

METAL CASSETTER RC-M50
(1981年、当時の定価\56,800)
サウンド&プレイ。この2つのビッグテーマに挑んだエキサイティングマシーン。
子エコー、5曲飛び越し選曲、メタルテープ対応。
テープに応じて最適録音レベルが自動調整できる3段切替えARL機構を採用。
テープスピードコントロール可能。
総合出力12W(6W+6W・EIAJ/DC)。16cm+5cmの2ウェイ・4スピーカー採用。
低音・高音独立トーンコントロールを装備。FMワイド/AMチューナー内蔵。
ギアオイルダンプ式カセットドア。テープ残量時間が、そのままタイマーとなる
スリープ機構。ワンタッチ録音方式。録音ミューティング機構。
フルオートストップ機構。
LINE IN/OUT、外部スピーカー、ヘッドホン端子付き

METAL CASSETTER RC-M90
(1981年、当時の定価\99,800)
30Wのビッグパワー、20cmウーハー+6.5cmツィーター
2モーターフルロジック、ワウ・フラッター0.05%
ノーマル・クローム・メタル3段切替テープセレクター
テープノイズを低減するSuper ANRS、ANRS(ドルビーB.NR)内蔵

ライン2本とワイヤレスが同時に使えるマイクミキシング機構
5曲飛び越し選曲、キュー&レビュー、手動・自動録音方式
タイマースタンバイ機構、ライン・イン、ライン・アウト、フォノ端子 

FM/AM 2BAND RADIO CASSETTE RECORDER RC-S11BLU S11
(1981年、当時の定価\20,600)

PC-7
ポータブルコンポーネントステレオ
P-COMPO ピーコン
(1981年、当時の定価 \138,000 )

2モーター・フルロジックメカ、メタル対応、Super ANRS、タイマースタンバイ、自動選曲、
15W+15W、12cmウーハー+5cmツィーター、マイク入力3端子と電子エコーのミキサー、
フォノイコライザー内蔵、4電源。

(カセット部のフタが一部欠品)

PC-3
ポータブルコンポーネントステレオ
P-COMPO ピーコン
(1981年、当時の定価\85,800)

ソフトタッチメカ、メタル対応、Super ANRS、Anrus(DOLBY-B)
15W+15W、10cmフルレンジ、4電源

(スピーカーは、ウレタンエッジが劣化しているため修理が必要です)

FM/AM 2BAND STEREO RADIO CASSETTE RECORDER RC-575 STEREO 575
(1981年、当時の定価\39,800)

PC-55
ポータブルコンポーネントステレオ
P-COMPO R ピーコン・リバース

(1982年、当時の定価\109,800)

ポータブル・コンポーネント √2 (ルートツー・TV)
PC-W330 (1984年、当時の定価 \86,800)
Wカセット&Wオートリバース、TV音声多重チューナー、5素子SEAグラフィックイコライザー、
レコードプレーヤー L-E88とのシンクロ録音スタート録音。


フルオートプレーヤーシステム L-E88 (1984年、当時の定価 \22,000)
フォノイコライザー内蔵。

CDian RC-X90
大型2色FLディスプレイによる集中表示
重低音GXホーンEXを強化左右スピーカー独立分離
2重構造エンクロージャー、実用最大出力22W
20局プリセットUHF/VHF/音声多重/FM/AM
4バンドシンセチューナー、プログラムタイマー
録音+再生のダブルオートリバース・フルロジックメカ
3連グライコ+Gホーンレベルボリューム、39キーリモコン